技術立国・日本では、環境負荷が小さい環境調和型・循環型の社会づくりを目指しています。
地球規模での気象変動を始めとして、自然界での物質やエネルギーの循環は、人類の生産・消費活動の寄与を考慮すること無くしては考えられなくなっています。
このような背景のもと、モノづくりに携わるエンジニアも、製造プロセスの環境負荷、省エネルギーなどを考える必要があり、循環型社会では専門性の高さはもちろん、広い視野や豊かな人間性を持つ人材が求められています。
物質循環工学コースでは、以下のような特徴によって、技術で世界をリードするための人材育成に取り組んでいます。
エネルギー、環境、材料の3つの重点分野での教育研究を通じて、化学プロセスによる物質(材料)の創製、消費サイクル、エネルギーの循環などに関する高度な専門教育を行い、循環型社会に貢献できるケミカルエンジニアを育成します。
工場見学、インターンシップ、企業との共同研究、海外での学会発表などを通じて、大学内だけでなく、広く世界的な視野を持ったエンジニアを育てます。
化学の専門知識から機械、環境、生物、安全まで多くの学問体系を含めたカリキュラム設計によって、専門分野に限らず幅広い工学の専門知識を修得します。
コースの5つの目標の一つ、やったろう精神など、何でも失敗を恐れずチャレンジし、困難な課題を乗り越えられる力やコミュニケーション能力など、豊かな人間性を持った人材の育成を目指してます。