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■熱流体・粒子システム研究室
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研究紹介


気相中に浮遊する微小な固体または液体の粒子(エアロゾル)の生成,計測,挙動制御,環境・エネルギーへの応用 を柱に据え,材料開発から健康影響に至るまで,様々なエアロゾルに関する研究を行うとともに,熱および物質の移 動や化学反応を伴う様々な現象を扱い,資源およびエネルギーの有効利用に繋がる技術の開発を進めています。具 体的には,微粒子の除去・回収手法として,遠心力や慣性力を利用する新規エアフィルタ,PM2.5等の大気塵計測装 置,そして,液滴を含むエアロゾルの局所回収装置など,さまざまな空調・空気浄化システムの開発研究やバイオマ スの資源化に関する研究を行っています。また,吸着系・化学反応系冷凍機の小型高性能化を目指して,金属伝熱 面の複合化や高密度吸着材料の開発を行っています。次に,微粒子の生成手法として,レーザーアブレーションや超 臨界流体などを利用した機能性ナノ粒子の合成とその積層構造体の作製および太陽電池やリチウムイオン電池等 への応用を目指したデバイス化に関する開発研究を行っています。さらに,マイクロプラズマやレーザー相転移を利 用したエアロゾル粒子の荷電状態の制御,固体表面の除電と帯電状態の制御ならびに2次元ナノ構造体の作製等に 関する研究を行っています。また,大気中でのナノ粒子を含むエアロゾルおよびその前駆体の計測および化学組成 の解析,噴霧によるナノ液滴・イオンの生成,さらに,PM2.5分級捕集装置の開発に関する研究を行っています。